ブレイク

知ってた?

(その7)「感情の老化はすべてのはじまりだって」 2004. 6. 1
(その6)「市になる条件のひとつは人口五万人だって」 2003. 1.20
(その5)「青信号を渡るスピードは1m/秒だって」 2002.12.21
(その4)「ヘルパーさんは爪を切っちゃいけないこともあるんだって」 2002.11.28
(その3)「ギメとレガメーの京都旅行」 2002.11.14
(その2)「介護者の1/3は要介護者に憎しみを感じてるんだって」2002.11. 4
(その1)「シンガポールの水は、半分買ってるんだって」2002.10.16



(その1)「シンガポールの水は、半分買ってるんだって」
2002.8.15読売新聞


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シンガポールは1961年、マレーシアから独立。独立から50年間(2011年まで)マレーシアが水を供給する事になってるんだ! 一日の供給量は2億ガロン(9億リットル)、年間にすると730億ガロン(3285億リットル)。数字が並んでもピンと来ないネ。 消費量の半分だそうだ。
−−ちなみに奥多摩湖(小河内ダム)の有効容量は、18540(万立方m)だそうです。 年間1.7倍の奥多摩湖の水を買ってることになる。−−
水の購入費は1000ガロンあたり0.03マレーシアドル。日本円にすると一日192000円になる。年間7000万円。意外と安いかとも思うが マレーシアから値上げを要求されている。 2007年まで0.6ドル、2011年まで3ドル。70億円になる。 再生水の研究が進んでいるとか。




その2)「介護者の1/3は要介護者に憎しみを感じてるんだって」


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日本労働組合連合会(連合)の「要介護者を抱える家族の実態に関する調査」(1994.10〜12)によれば
●「要介護者に憎しみを感じたことがある」と回答した人・・・・・1/3
●「要介護者に対して虐待をしたことがある」と回答した人・・・・1/2
家族間の人間関係が損なわれるような状況も見られるそうだ。

◆家庭で介護するときの問題点「平成2年保健福祉動向調査」
(厚生大臣官房統計情報部) 上位10項目
  1. 食事、排泄、入浴などの世話の負担が大きい・・・58%
  2. 家を留守に出来ない・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
  3. ストレスや精神的負担が大きい・・・・・・・・・32
  4. 十分な睡眠がとれない・・・・・・・・・・・・・25
  5. 経済的負担が大きい・・・・・・・・・・・・・・24
  6. 仕事に出られない・・・・・・・・・・・・・・・20
  7. 適切な介護方法がわからない・・・・・・・・・・17
  8. 介護の手助けをしてくれる者がいない・・・・・・17
  9. 症状の変化に対応できず不安・・・・・・・・・・14
  10. 自分の時間がもてない・・・・・・・・・・・・・12

◆要介護者に憎しみを感じたことがあるか(数字は%)
要介護者介護者感じている感じていない
全体総数:12973562
夫婦2272
3464
実父母息子2471
3166
義理父母義理息子3266
義理娘4652


◆要介護者に対して虐待をしたことがある(数字は%)
要介護者介護者したことがある
全体総数:129750
夫婦47
52
実父母息子53
45
義理父母義理息子54
義理娘49





(その3)「ギメとレガメの京都旅行」  


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創元社「日本の開国」より

今から126年前、日本に興味を持ったフランスの実業家エミール・ギメと画家フェリックス・レガメーは、 当時横浜に居を構えていたが 東京、日光、京都などを旅行し日本を紹介している。

ここで紹介するのは、横浜から京都へ何日間で旅行したかの記録を転記したものである。京都まで10数日で行っていることに 驚いたので表にしてみた。同書には行動の詳細が記されているが、ここではどこへ移動したかを中心に記載した。


旅行者:ギメ、レガメー、近藤徳太郎(通訳)、歌原重三(通訳)、ジロー(下僕) 荷車2台
時は1876(明治9)年10月である。
月日時刻内容(場所・行動など)
10.3午後2時横浜出発
藤沢泊
10.4午前5時起床
午後8時箱根着
10.5午前8時箱根発
昼食三島
午後9時蒲原着
10.6午前8時15分蒲原発
昼食静岡、太閤寺等見学 4時出発
富士吉田着
10.7午前7時富士吉田発
午前9時頃大井川 渡し船
午前10時金谷発
昼食日坂
午後7時浜松着
10.8午前7時浜松発
午前10時新居
昼食二川
午後8時岡崎着
10.9午前11時半名古屋 北斎の絵本購入
10.10名古屋 城 発
夕食後桑名着 芝居
10.11雨の中桑名発
午前11時四日市
午後5時30分白子着
10.12午前7時白子発 2時間で5里
夕方山田着
10.13午前中山田 神社
午後二見ヶ浦
10.14伊勢神宮
午後2時伊勢発
10.15記録なし
10.16昼食琵琶湖畔
夕方京都着





(その4)「ヘルパーさんは爪を切っちゃいけないこともあるんだって」
2002.11.22読売新聞

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ある介護研究所の研究員の話として記載されている記事より。
具体的に記述された法律はないようだが、介護に関連のある23の項目について厚生労働省に確認したところ、すべて医療行為にあたる場合がある。 たとえば、次の5項目が代表例だそうだ。
  • 外用薬の塗布
  • つめ切り
  • 点眼
  • 血圧測定
  • 飲み薬の管理

    付記:本人や家族が行うのは、業務ではないので医療行為にあたらない。ボランテアは業務だそうである。


    巻きづめなどの疾患、感染の危険がある場合は医療行為となるそうだ。疾患、危険の有無の判断する資格は医療職にのみが持っている。しかし実際は頼まれれば、仕方なく経験しているらしい。
    経験率  2002年8〜9月 285人に確認
  • 外用薬の塗布・・・・82%
  • つめ切り・・・・・・82%
  • 点眼・・・・・・・・68%
  • 血圧測定・・・・・・57%
  • 飲み薬の管理・・・・69%
  • 経管栄養の処置・・・11%
  • たんの吸引・・・・・10%
    本来ならつめ切りや点眼のために、看護師さんに訪問看護をしてもらわなければいけない。しかし費用が倍もするそうだ。 この研究員は簡単な医療行為をヘルパーさんに解放するのではなく、経験率の高い5項目については、医療行為からはずしヘルパーさんに解禁すべきではないかと言っている。


    (その5)「青信号を渡るスピードは1m/秒だって」
    2002.12.15読売新聞

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    歩行者用信号の「青」の点灯時間はお年寄りや体の不自由な人にとって短すぎると感じているという声があるんだって。 全国的に基準があるわけではなく各都道府県警察で決めているそうだ。警察庁では「1秒で1メートル進む」という80年代にビデオから割り出したデータを参考として示している。
    「1秒で1メートル」はお年寄りや車イスの利用者にとってどうも十分な時間ではないらしい。栃木県警がこれらの人々の協力を得て調べたところ平均「1.25秒で1メートル」 だった。「電動車イス」メーカーでは混雑したところでの安全速度は「1.8秒で1メートル」としているそうだ。

    投書のあった横浜市のある交差点での調査。横断距離は26m。 青信号は30秒点灯後4秒点滅。「1m/1秒」の速度では点灯直後スタートすれば渡りきって4秒の余裕がある。「1.25m/1秒」では2m手前で点滅信号になる。 車イスの安全速度「1.8m/1秒」では9m手前で点滅信号になる。神奈川県警ではこの信号の青信号の点灯、点滅時間をそれぞれ4秒延ばした。

    「1.25m/1秒」のスピードなら 何とかわたり終えることができる。「1.8m/1秒」では21m進んだところで赤信号になってしまう。電動車イスでは安全速度ではこの交差点を渡れないことになる。

    栃木県警 では昨年までに約80箇所の歩行者用信号の青の時間を延ばした。群馬県警は今年約230箇所の歩行者信号の青の時間を3〜5秒延ばした。これらの信号時間を延ばしたことによる 渋滞などは発生していないそうだ。


    (その6)「市になる条件のひとつは人口五万人だって」
    2003.1.16読売新聞




    市になる条件は地方自治法で定められているんだって。

    @人口五万人以上、A中心市街地の戸数が全戸数の六割以上、B商工業など都市的業態に従事する世帯の人口が六割以上と定められている。ただし市町村合併を目的にした 特例があり、現在は2004年3月までに合併する場合、三万人以上で市になることが出来る。
    いったん市になれば人口が減少しても市から町村に格下げされることはない。
    人口約六千人の北海道・歌志内市など三万人未満の市が全国で73もある。
    市には福祉事務所の設置が義務づけられ、生活保護に関する事務を処理するほか、都市計画 区域の指定などを行うことが町村と主に違うところ。町になるための要件は各都道府県の条例で定められている。人口要件は、富山、岡山が三千人以上、栃木は一万五千人以上。


    私は市になる人口要件は3万人と思っていた。手元にあるちょっと古い「小六法」をひもといてみると地方自治法第八条に「市および町の要件、市町村相互間の変更」と記されていた。
    要件は前記三つのほか各都道府県の条例で定める都市的施設、その他都市としての要件を具えていること。だそうだ。 最近国も市町村の合併を推進させようとしているらしい。余り大きくなりすぎても動きが鈍く、住民へのサービスが低下するだろうし、小さすぎても同じような組織を多数持つことになり 効率的には好ましくない。

    ついでに調べた情報を記す。
    全国に市は670市ある。人口一万人以下はひとつ。二万人以下は11市。
    <<全国市長会のホームページより・データはH10.9.30>>

    ちなみに「村」のない都道府県は二つ、兵庫県と香川県。村がひとつの都道府県は五つ、神奈川、滋賀、京都、大阪、長崎であった。東京都には8村がある。
    <<全国知事会のホームページより・データはH13>>




    (その7)「感情の老化はすべてのはじまりだって」
    2002.4.22「40歳からどう積極人間になるか」講談社・著者:和田秀樹



    著者は老年医学と精神医学の医師であり著述もやっている。
    何気なく本書を読み始めたところうーんと唸った。以下本書のなかで私が気に留めたところを紹介したい。
    著者は「40歳から何をどう勉強するか」という著書で「知」を高める方法を表したそうだ。(私は未読)
    「知」は歳とともに衰えるから、勉強が必要だと言う説は私にも分かるが、著者は「知」以上に「情」が衰えやすいといっている。
    30代から衰え始め40代は個人差が大きくなるそうだ。

    脳の萎縮や老化は前頭葉の方から始まり、記憶を司る海馬より老化が先に来る。
    中高年で「最近、物覚えが悪くなった」と意識しはじめたときには(海馬の老化し)、前頭葉の老化は進行しており「積極性」、「好奇心」の喪失も始まっている。
    著者はこれらを「感情の老化」と呼び、すべての老化につながると指摘している。
    しかし訓練により機能低下を防げるそうである。このことは現役で高齢の社長、政治家の断層写真や痴呆症の人の脳を見ていえるそうだ。
    高齢の社長、政治家の脳は痴呆症の人の脳より萎縮しているが、きちんと使っているから機能低下していない。
    体力・持久力を現す最大酸素摂取量はジョギングを続けている高齢者も若者に負けないそうだ。

    精神も肉体と同じように鍛錬しなければならないということらしい。
    年齢を重ねることにより痴呆の有無にかかわらず脳は縮んでいくそうで、脳の前の方からだということは、シェファーという神経病理学者のデータからいえるそうである。
    それは、 19歳から28歳の5人の脳の神経細胞に比べ、痴呆のない77歳の10人のそれは、前頭葉で28%減少、運動前野で22%減少、後頭葉で13%減少している。

    さてどうすれば、老化をふせげるか、「食べ物・食生活」、「感情の持ち方」、「ときめくもの」、「勉強の仕方」、「感情の制御」、「EQの伸ばし方」、「性格を変える」などについて述べている。

    ついでながら、92歳の母は3年位前は「軽度の老人性痴呆症」と診断されたが、最近では軽度を通り越して中度になったのではないかと思う。食後1時間もすると食事したことを忘れている。ヘルパーさんに同じこと何度も繰り返し話している。
    最近テレビを見ることをしなくなった。情報のインプットに積極的でなくなったことが痴呆の進行を加速させたのではないかと思う。
    私も最近のテレビは面白くないと思うようになった。好奇心が薄れてきたようだ。
    もう遅い!いや今のままでは老化はもっと早く来る!
    「ときめくもの」を探してやろう。